テレビなし育児って本当に大丈夫?
って思いませんか?
育児本には、幼少期のテレビ視聴は控えましょうなんて書いてあるけど、本当にテレビは悪なのでしょうか?
ここでいう、テレビとは、スマホやタブレットなどで見るYouTubeなども含みます。
昔からテレビっ子で、四六時中テレビがついている家庭で育った私が、娘と“ゆる”テレビなし育児を4年間やってみて、どうだったのか、考えてみました。
テレビなし育児きっかけ
娘が生まれて、半年くらいは、テレビつけてました。
でも、娘に見せるというよりは、親の自分たちが見たいものを見るって感じでした。
育児本
ある時から、育児本を読むのにハマり、色んな本を読みあさっていました。
どの本を読んでも、
2歳までは見せない方がいい
と書いてありました。
ちなみに、日本小児科学会は
- 2歳まではテレビを長時間見せない
- 1日2時間以上テレビを見ている子は、言葉の遅れが出る可能性が高い
としています。
親(私と夫)がテレビばかり
私も夫もテレビ漬けで育ったこともあり、ずっとテレビがつけっぱなしの生活で、夫婦の会話も味気ない感じになっていました。
子どもが生まれて、夫にも能動的に動いて欲しいと思うことが増えたし、テレビない方がいいなぁと思いはじめました。
引っ越した
社宅に住んでいるのですが、社宅が建て替えすることになり、引っ越すことになりました。
これを機に、ガラッと模様替えをしました。
私も夫も、子どものテレビなし生活をすることに特に抵抗ありませんでした。
そのため、新しい住居では、テレビなし生活をしようと決意しました。
でも、完璧にテレビを撤去してしまおうとはならず、リビングからテレビを追い出しただけという形をとりました。
どこまでテレビなしにするか
じいじやばあばのおうちにはテレビがあるので、行けば、子どもも自然とテレビを見ます。
あと、風邪をひいて、外に出れず、グッタリしているときなんかは、テレビを見せてあげて、ゆっくり過ごさせました。
テレビなし育児のデメリット
4年間、ほぼテレビなし育児をやってきて、感じたデメリットをいくつか考えてみました。
周りの声が気になる
テレビなしで過ごしてると言うと、良くも悪くも周りから反応があります。
エェー、テレビなしでどうやって過ごしてるの〜
テレビ見れないなんてかわいそう〜
私は実母から、テレビくらい見せてあげたらいいのに〜という反応をもらってるので、気になる人は、心がくじけてしまうかもしれません。
テレビから学ぶ機会を奪ってしまう
テレビを見せない方がいいと言っても、テレビには、質が悪いものもあれば、良いものもあります。
Eテレなんかは、子どもの興味をふくらませたり、子どもが飽きないように、食いつくように、しっかり作り込まれています。
テレビを見始めてから、言葉が爆発的に増えたという友達の子もいますし、テレビなしで言葉が増えるとは一概にはいえないのではないでしょうか。
親がしんどい
幼いうちは、自分でできることも少なく、つきっきりでお世話していますよね。
それに加えて、四六時中かまってあげなければならなくなります。
家事をしている最中も、テレビがあれば、子守りをお願いできますが、何か別のもので気をそらせたりする必要があります。
2.3歳になって、多少1人で遊べるようになっても、集中しているのは、10分〜15分程度。
ママ〜見て〜
ママきて〜
ママ一緒にあそぼ〜
テレビの話題についていけない
これは、子どもが大きくなってきたら気になることかもしれません。
しかし、それだけではなく
とはいえ、今はニュースもネットニュースだけで十分な時代ですし、他の人もテレビは見ずに、YouTubeやネトフリしか見てないという人もいます。
ゴメン!うちテレビ見ないからわかんない!っていうと、「そっかぁ〜」で終わります。
テレビなし育児のメリット
散々デメリットばかりあげてきましたが、4年間テレビなし育児を続けたのは、デメリットを上回るメリットを感じていたからです。
指示がとおる
幼い頃からテレビがないので、基本的に部屋は静かです。
音楽をかけ流したりすることも多いですが、大きな音ではなく、BGMとして流している程度のボリュームです。
そのため、声をかけるとすぐに反応するようになりました。
お友達と遊んでいて、他の子は何度も声をかけられてようやく動きだすという場面でも、娘だけは1度だけの声かけで反応したという経験が多々あります。
本が好きになる
これは、テレビなし育児をしている人のメリットの鉄板ですが、本当に本好きになります。
テレビ以外の娯楽となると、やっぱり本なのでしょう。
最近では、私が家事をしている最中も、そこらじゅう本だらけにして、中心で絵本をむさぼるように見ていたりします。
能動的に興味を広げる
指示がとおるのと通じるものがありますが、耳がちいです。
1歳ころから、誰よりも早く飛行機を見つけられるようになっていました。
テレビはよく、受け身の情報と表現されます。
確かに受け取る情報量は多くても、自分で考えて、何がどうなっているかを理解するということは少ないのかもしれないと思いました。
たとえば、私は家庭菜園できゅうりやなすを育てているのですが、
クイズとして、きゅうりのお花は何色でしょう?と聞くと、
教えてもないのに、「黄色」と答えられるようになっていてびっくりしたことがありました。
子どもは大人が思っているより、色んなところから学んでいるのかもしれません。
おうち英語と相性がいい
娘が生まれてから、英語を自然と身につけてほしいと思い、CDを流して、歌を歌ったり、英語の絵本をよ読んだりしています。
今も歌や絵本の読み聞かせは続けていて、
たまに風邪を引いた時に見せると言ったのも、実は英語のYouTube番組やアニメを見せています。
テレビなし育児はおうち英語の取り組みとかけ合わせると効果抜群だと思っています。
テレビを全然見ないので、たまに見せると、英語だろうがなんだろうが、食いつきが半端ないです!
4歳にもなると、「これが終わったら、おしまいね」と言い聞かせれば、タダをこねて消せないということもほぼありません。
他にもメリットはたくさん
- キャラものを欲しがらない
- 遊びを自分で探す
- コミュニケーション力が上がる
などなど、メリットをあげればキリがありません。
テレビなし育児の今後
今もテレビはつけていません。
ただ、今後は、ほどよくタブレット学習や、YouTubeで英語番組を見る時間を少しずつ増やしていこうと考えています。
一切見せない家庭に比べると、比較的ゆるいテレビなし育児ですが、ルールに縛られて、親も子もしんどくなっては意味がありません。
今のところ、平均すると、週に30分〜1時間程度のスクリーンタイムですが、最近トド英語を契約したので、できれば1日30分程度はやってほしいなと思っています。
親子にとって最善の選択を
私は仕事もしているし、日中、娘と関われる時間自体がとても少ないので、娘との大切な時間をテレビに奪われずにすんでよかったと思っています。
始めた頃は、見せないことで、どんな弊害があるんだろうって不安だったけれど、弊害よりも良いことづくしなので、迷ってる人にはテレビなし育児をおすすめしたいです。
ただ、テレビなし育児は強制されるものでもないし、強制すべきでもないです。
テレビのある、なしにかかわらず、親子で幸せに暮らせれば、それだけで十分だと思います。