お盆の季節が近づいてきました。
お盆やお正月の時期になると、義実家への帰省が憂鬱というママも多いのではないでしょうか?
たとえ義実家との関係が良好であっても、義実家訪問は気をつかうし、疲れてしまうもの。
そこで、今回は、ママが義実家への訪問を少しでも減らす方法「父子帰省」について、わが家が実践していること、メリット、デメリットについて紹介します。
私自身、娘が1歳のころから、父子帰省のワザをちょこちょこ使っているので、お子さんの年齢が小さい方にも、かなり参考になると思います。
義実家訪問の回数を減らしたいママには必見です。
- 父子帰省向きな人の特徴
- 父子帰省のメリット
- 父子帰省のデメリット
- 父子帰省の段取り
父子帰省に向いている人
父子帰省はあくまで、パパと子どもだけでパパの実家に帰省するというものです。
その上で、まずは、父子帰省に向いているパパの特徴を紹介します。
父子帰省に向いているパパ
- 実家が近い
- 子どもに嫌われていない(パパイヤ期終了済)
- 子どもと2人で半日以上過ごしたことがある
パパの実家が遠いと、それだけ父子帰省のハードルが上がります。
逆に近ければ、パパも子どもと2人で帰りやすいです。
子どもが小さいうちは、移動するだけで親子ともかなり体力を消耗するので、パパの実家が遠い方は父子帰省をおすすめできません。
また、子どもに「パパイヤ!」と言われているパパにとっては、子どもと2人きりで過ごすのは難しいかもしれません。
私自身、夜勤をしているせいか、1歳~2歳の一時期、「ママイヤ!」「パパが良い!」と泣かれ続けて、「パパイヤ期」ならぬ「ママイヤ期」で心がボロボロになった経験があります。
そんな状態だと、イヤ!と言われる親自身もつらいですし、なにより、子どもが2人きりで一緒にいることを許してくれませんよね。
パパが育児に関わる時間が少ないないせいで、「パパイヤ期」が来てしまったのもあるかもしれませんが、パパも自分の子どもに嫌われるのはつらいと思います。
また、子どもと2人きりで過ごしたことがないパパに、父子帰省をお願いするのは不可能です。
まずは、パパの休日の数時間だけでも、子どもと2人きりで過ごす時間を作って練習することから始めましょう。
父子帰省に向いているママ
- ワーママ
- 義実家にいくとかなり疲れる
- 子どもをパパに任せられる
- いい嫁キャンペーン終了したい
共働きが当たり前になりつつある今、ワーママにとって義実家訪問は、正直、負担のかかるイベントですよね。
仕事をしていれば、父子帰省をする言い訳も作りやすいです。
また、ママのメンタル的な部分で、子どもをパパに任せても安心できると言える時期でないと、父子帰省は逆に、ママの心の負担になってしまうかもしれません。
義実家との関係が良好で、特に義実家を避ける理由がないママには、父子帰省をする必要はありません。
父子帰省のメリットとデメリット
父子帰省にも、メリットとデメリットがあります。
父子帰省のデメリット
- いい嫁の印象が悪くなるかもしれない
- 親族の近況がわからない
- ママがいないと子どもが寂しがる
- ママのメンタルの負担になるかもしれない
義実家で、いい嫁キャンペーンをしているママにとっては、父子帰省はマイナスポイントの印象につながりかねません。
また、義実家で親族が集まると、親戚の近況を話すことが多いと思います。
次回、義実家を訪問した時に、親族の近況を知らず、話についていけない可能性もあります。
ママ自身は大丈夫でも、子どもがママと一緒じゃなきゃ、行きたくないと言い出してしまうことも考えられます。
そうなると、ママ自身が父子帰省に対して、罪悪感を抱いてしまい、メンタル的に楽しめなくなってしまいます。
そういう私も、最初のころは、寂しかったです…
しかし!2.3回すると、慣れてきますよ!
1人時間サイコーかよ!!ってなります。
父子帰省のメリット
- 義実家で過ごすストレスが減る
- ママが1人時間を過ごせる
- 父子の絆が深まる
- 義両親が遠慮なく孫と遊べる
なんといっても、義実家でのストレスが激減します。
オチのない話を聞かされて、愛想笑いで表情筋がかたまってしまうこともなければ
気をつかって、結局ひたすら義実家の洗い物や家事をするだけの無駄な時間もなくなります。
なにより、ママが1人の時間を存分に楽しむことができます。
また、移動時は、自動的にパパと子どもで過ごす時間ができるので、パパに責任感がうまれ、親子の絆も深まるかもしれません。
義実家につけば、普段はお嫁さんが見張っていて、遠慮して孫と存分に遊べない義両親も、心置きなく孫と遊ぶことができます。
夫の父子帰省体験談
わが家は、しょっちゅう父子帰省してもらっています。
しかし、娘を連れていくと、義両親が喜んでいるのはわかります。
娘が0歳〜1歳のころは
- 変なものを食べさせられたら困る!
- チューなんてさせてたまるか!
- 大事な娘に怪我させられたくない!
っていう気持ちが強すぎて、義実家に行く時は娘とくっついて、なにがなんでも目を離さないようにしていました。
職場復帰で父子帰省デビュー
娘が1歳を超え、仕事が不定休なこともあり、職場復帰をきっかけに、義実家への訪問頻度をかなり下げました。
そこから、私が仕事の日に、父子帰省をお願いするようになりました。
【体験談】夜泣き対応で義実家訪問が減る
2歳を過ぎるまでは、しょっちゅう夜泣きもしていました。
おでかけで、昼寝の時間がずれたり、普段と違う遊び場で思いっきり遊んだ日なんかは、特に夜泣きがひどかったです。
なので、当然父子帰省の時も、ものすごい夜泣きをしたみたいです。
私はあとから夫に話を聞いただけですが、誰が抱っこしてもダメで、夜中の2時〜4時頃まで泣き続けていたみたいです。
義両親は早々に退席し、パパが孤独に夜泣き対応をしたことで、パパも義実家に幼児を泊まらせることの大変さをかみしめたようです。
今は、1.2ヶ月に1度くらいの頻度で父子帰省しています。
夜泣きがなくなったので、たま〜に泊まることもあるみたいですが、義実家が近いこともあり、実際に父子だけで泊まることは、多くても年に1回か2回ほどです。
父子帰省の段取り
父子帰省をしてもらうにあたって、パパもママもそれぞれ必要な心がまえがあるので、頭に入れておけば、スムーズに父子帰省ができます。
父子帰省をするパパとママの心構え
まず、義実家に行く時は、ママがくるのが当たり前となっている家庭が多いと思います。
父子帰省をするには、パパが責任をもって、子どもをしっかりと見守らなければなりません。
そこで、ママが不安にならないように、義実家でこれだけはして欲しくないこと、守って欲しい約束をリスト化して、パパの頭にすり込ませることが必要です。
えっ、そこまでするの?
と思った方もいるかもしれません。
しかし、普段育児に関わる時間が少ないパパにとっては、ママの当たり前は当たり前ではないのです。
父親なんだから、それくらいわかるでしょは通じません。
子どもを守るためにも、夫婦でのすり合わせはしっかり行いましょう。
- 食べさせて欲しくないもの(チョコレート、ジュースなど)
- 義両親にして欲しくないこと(チュー、口に含んだものを与えるなど)
- 外出時はパパも必ず一緒について行くこと
- 写真や動画を撮って送ること
これらのルールは口をすっぱくして何度も言い聞かせることが大切です。
家を出る前に、パパに最終チェックとして、2人で決めたルールを口にだしておさらいしてもらうぐらいでちょうどいいでしょう。
「2人の大切な子どもだからこそ、義両親にもこのルールは守ってもらおうね」
「私も普段から、こういうことに気をつかって育児してるんだ」
という風に言えば、パパも受け入れやすいです。
私自身も、何度も何度もパパに言い聞かせました。
今でも父子帰省をしてもらう時には「こういうことに気をつけてね」とLINEで送って、パパ自身がいつでもおさらいできるようにしています。
ママの心構え
父子帰省をしてもらうにあたって、夫婦でのすり合わせ事項として、最低限の約束を作ってもらいました。
しかし、行きすぎたルールは、パパも窮屈に感じてしまいます。
そのため、ある程度は目をつぶるという気持ちも大切です。
娘がもう4歳なのもありますが、ある程度
- おやつの食べ過ぎでご飯食べない
- ジュースの飲み過ぎ
- テレビ見過ぎ
くらいは義実家にいる間くらいは許しています。
それくらいで死にはしないので。
絶対に譲れないこと以外は、子どもとパパに任せることにして、ママは父子帰省中の1人時間の計画でも立てておきましょう。
父子帰省ができる年齢
わが家では、1歳を過ぎて、私が復職した数ヶ月後から父子帰省を始めています。
娘は10ヶ月で断乳していて、歩けるようにもなっていたので、1歳代でも父子帰省に対して、そこまで抵抗はありませんでした。
ただ、0歳児はまだ不安定で、外出により風邪をもらったりすると重症化しやすい時期です。
ママと離れることが難しく、ママもそばでずっとみていたい気持ちが強いと思います。
育児に疲れている上に義実家訪問なんていますぐやめたい!
一刻も早く父子帰省してもらいたい!
という気持ちがなければ、無理に0歳児から離れる必要はありません。
- 離乳食で栄養を十分に摂れる
- 卒乳(断乳済み)
- 1歳を超えている
- アレルギーがあるかわかっていない食べ物がない
このような項目をクリアしているかどうかで、父子帰省ができるかどうかの目安にしてください。
特にアレルギーに関しては、敏感になりすぎるくらいでちょうど良いと思います。
義両親の子育て時代には、まだあまりアレルギーに関しての情報が少なく、とんでもないものを食べさせられる可能性もあります。
幸い娘はアレルギーのある食べ物はありませんでしたし、義両親も食べ物に関してはかなり気を使って色々聞いたりしてくれていたので、任せることができました。
2歳や3歳になってくると、子どもも自分でやりたい!欲しい!イヤ!という気持ちが前面に出てきます。
ママとしても、父子帰省をしてもらってリフレッシュしたい気持ちが強まってくると思います。
父子帰省は小学生からだなあと考えている家庭も多いみたいですが
- 義実家が近い
- 目安をクリアしている
- パパの心構えがしっかりできている
のであれば、小さいうちからの父子帰省も十分可能です。
父子帰省中の過ごし方
私も今では、父子帰省中は昼まで寝て、カフェに行って、ゆっくり本を読むのがテッパンになっています。
最初の頃は、心配で何度も夫にLINEしていました。
- 本当に大丈夫かな
- 早く動画送られてこないかな
- 怪我してないかな
- 変なもの食べさせられてないかな
不安でいっぱいで、家でゆっくりするはずが、全然気持ちが落ち着きませんでした。
ところが、2回目、3回目と、回数を重ねるにつれて、1人時間を心から楽しめるようになってきました。
義両親にも優しくなれる
さらに、父子帰省をしていると、ママ自身は年に何度も義実家に行かなくて済むようになります。
たまに家族で義実家訪問したときも、気を使って疲れるのは変わりないですが、この1日を我慢すれば、あと数ヶ月は行かなくて済むと思うと頑張れます。
年に数回行っていた頃は、行くたびに疲れ切って、夫に愚痴をいうこともありましたが、父子帰省をしてもらうようになってから、ストレスは激減しました。
みんながハッピーになれる父子帰省
私はお盆やお正月も、仕事が入ったりするので、義実家に行かないこともあります。
その代わり、義両親の誕生日は欠かさず訪問しています。
年に2回くらい行けば、私はお腹いっぱいですし
義両親側も、私がおらず、息子と孫に来てもらえさえすれば、十分嬉しいのではないかと思っています。
ストレスをためるために義実家訪問をするくらいなら、父子帰省に切り替えて、全員がハッピーになるように過ごしてみてはいかがでしょう?